どうも、こんにちは。やまもとです。
修理も含めて、三葉堂でやはり問い合わせが多いポラロイドカメラ。
NADAR京都大山崎で先日まで開催されていた公募展『チェキポラ展』も
来月の11月には巡回展として、三葉堂ギャラリーでも展示予定なのが楽しみです。
やっぱり一番人気というとSX-70シリーズ初代の1stモデルにはなりますが、
今回は後継機種にあたる「ALPHA/ALPHA1」を少し紹介してみたいと思います。
1stモデルの後、シリーズ唯一のホワイトのボディカラーのモデル2や
廉価版で二眼&目測タイプのモデル3が出てきますが、カメラとしての機能として
大きな変更が出たのがSX-70 ALPHA/ALPHA1でした。
その大きな変更点がこちら。
・ストラップが直接取り付け出来る
ALPHA以前の1stモデル等はストラップ取り付け部が無く、
片掛け・首掛けでの撮影をする場合、専用のケースを使わなければなりませんでした。
因みに、このストラップ取付部の幅が7.7mmとなっており、
一般的なストラップ(取付幅10mm)よりも幅が狭く、取り付け時は注意が必要です。
取付幅10mmのストラップをご使用の際は、専用のストラップ金具を用意する等、
方法はいくつかありますので、お手持ちのストラップを取り付けたい等ありましたら
スタッフまでご相談ください。
・三脚穴を実装し、直接三脚に取り付けが可に
従来機種は三脚穴がなく、三脚に取り付ける場合に専用のアクセサリーが必要でしたが
ALPHAから三脚穴が実装され、アクセサリー無しで直接三脚に取り付け可になりました。
この様に、カメラとしての秀逸なデザインはそのままに
使い勝手を向上させたのが「ALPHA/ALPHA1」でした。
また、ボディカラーではモデル2以降はホワイトやブラックが主流になりましたが
1stの銀ボディにブラウンレザー(通称茶銀)の組み合わせが、一時的に復活し、
使い勝手の良い茶銀モデルも誕生しました。
しかし、ALPHAの茶銀モデルは製造数が少なく、使い勝手の良さから人気も高いので、
今となっては貴重なモデルの一つにも数えられるようになりました。
今回久々に入荷したSX-70 ALPHAは革が経年劣化していたので、
当店で新品のキャメル革に貼り替えてますが、当時の雰囲気が充分楽しめると思います。
それでは。
Comments