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半分だからと侮るなかれ②

こんばんは。


マツダです。


前回に引き続きOLYMPUS PEN-Fシリーズについて書いていこうと思います。

今回はOLYMPUS PEN-FTとFVについて。


【OLYMPUS PEN-FT/FV】

PEN-Fの後継機として1966年に発売されたのが、PEN-FTとFVです。

PEN-FTはTTL露出計とセルフタイマーを追加し、巻き上げも一回巻き上げとなりました。


普及機ということもあり、露出計はTTLナンバー方式となっております。

ファインダー内に0から7までのTTLナンバーが書いてあり、針が示したTTLナンバーに絞りリングに書いてある数字を合わせる仕組みです。

ちょっと癖のある露出計ですが慣れると使いやすいです。


TTLナンバーはファインダーの左側に表示されます。

(写真はスクリーンカスタムをしたモデルのスクリーンです)


56年前のCdsセンサーのため、受光素子の劣化などによりメンテナンスしても露出計の精度がでない場合がございます。

ネガでなら問題なくお使いいただけるように調整しておりますが、ポジフィルムなどを使う際はご注意くださいね。

ちなみにFTのトップカバー上部にあるこの白い部分。

ここは露出計の採光窓になりますので、ここを覆ってしまうと露出計が見えなくなります。

帽子で隠してしまわないように気をつけてくださいね。


注意する点としてもう一つ。

一回巻き上げになり、巻き上げのストロークが深くなった分、ストラップ金具に当たって100%巻き上げが完了せず、シャッターが切れなくて焦ることも(笑)

(この場合、ほんのわずか巻き上げレバーを巻き上げるとシャッターチャージが完了しますので焦らずやってみてください)

PEN-Fシリーズで唯一ブラックボデイがあるのもFTのいいところ。

黒いカメラってカッコいいですよね。

僕のFTも塗装が少しずつ剥がれてきて真鍮が見えてきていい感じです(笑)



PEN-FVはFTから露出計を除いた廉価版として販売されました。

露出計がない代わりにファインダーがFTよりも明るい点が特徴です。

当時は廉価版として販売されましたが、生産台数がFTよりも少ないため、今ではFTよりも希少になってしまいました(笑)


さらにセルフタイマーなども省略されフォーカシングスクリーンを透過式となっているメディカルモデルもありますが、こちらは胃カメラ・顕微鏡撮影用に作られているので通常撮影には非常に使いにくいのでご注意くださいね。


見た目や機能などによって使いたい機種が決まってくるかなと思います。

実際に触ってみたいという方はぜひ店頭にお越しくださいね◎

(途中で触れたスクリーンカスタムについて知りたい方もぜひ店頭へ😎)


次回はPEN-F用のレンズについてお話したいと思います。

(まだ続きます笑 お付き合いください🙇‍♂️)

それではまた。


※記事は2022年10月11日現在の記事のため販売済み商品もございます。予めご了承ください。


【OLYMPUS PEN-Fシリーズブログ】

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